「中古のマトラッセ、シリアルシールが剥がれているけれど偽物?」「ギャランティカードがないと不安」——シャネルは高額なぶん精巧な偽物が多く、真贋の不安は大きいものです。
先にお伝えすると、シャネルは2021年からシリアルシールとギャランティカードを廃止してICチップに移行したため、「シールがない」「カードがない」だけでは偽物と判断できません。この記事では前提知識を整理し、7つのポイントを総合的に見る方法をまとめます。ブランド横断の基本はハイブランドの偽物の見分け方 総合ガイドをご覧ください。
- この記事でわかること
- 前提:シリアルシール・ギャランティカード・ICチップの変遷と正しい知識
- 7ポイント:ココマーク・キルティング・縫製・金具・刻印・内装・付属品の見方
- 手順:フリマや中古でマトラッセを買う前に確認する順番
- 対策:不安なときの鑑定と、買ってしまった後の対処
前提知識:シリアルシール・ギャランティカード・ICチップ

2021年より前:シリアルシール+ギャランティカード
- シリアルシール:バッグ内側に貼られたホログラム入りのシール。数字がギャランティカードと一致する
- ギャランティカード:黒いカードにシリアル番号。シールと番号が一致することが本物の条件の一つ
- 注意:シールは経年で剥がれることがある。「剥がれている=偽物」ではない
- 注意:偽物もシールとカードを偽造する。番号の桁数や書体、ホログラムの精度を見る
2021年から:ICチップに移行
- 変更:新しい製品はシリアルシールとカードがなく、内側にICチップが埋め込まれている
- 結論:2021年以降の製品で「シールもカードもない」のは正常
- 確認:チップは外から見えない。店舗や鑑定で読み取る
「カードがあれば本物」ではない
本物のカードに偽物のバッグを組み合わせる手口があります。カードは「あれば加点」程度に考え、バッグ本体で判断してください。
本物との違い:7つのチェックポイント

①ココマーク:右のCが上で重なる
- 本物:2つのCの重なりは、上側で右のCが左のCの上に、下側で左のCが右のCの上にくる。Cの太さと間隔が均一
- 偽物:重なりが逆、Cの太さが不均一、金具の縁が粗い
②キルティング:柄が合い、ふっくらしている
- 本物:マトラッセのキルティングは、フラップと本体で柄が合うように裁断されている。ふっくらと立体的
- 偽物:柄がずれる、平たい、ステッチが浅い
③縫製:縫い目が密で均一
- 本物:縫い目が細かく(1インチに10針前後とされる)、等間隔で直線的
- 偽物:縫い目が粗い、間隔が不揃い、糸が浮いている
④金具・チェーン:重さと仕上げ
- 本物:チェーンと金具に重みがあり、メッキが均一。チェーンに通した革は端の処理が丁寧
- 偽物:軽い、メッキが明るすぎる・剥がれやすい、革の端が粗い
⑤刻印:内側の「CHANEL」「MADE IN FRANCE / ITALY」
- 本物:刻印の書体が均一で、「C」や「A」の形に特徴がある。位置はモデルごとに決まっている
- 偽物:文字が太い・細い、間隔が不揃い、刻印が浅い
スカーフの刻印の見方はシャネル スカーフ 偽物 見分け方が参考になります。
⑥内装:素材と色
- 本物:内装の革や布はモデルごとに決まった色と素材。縫製も表と同じ水準
- 偽物:内装が安っぽい、色がモデルと合わない、縫製が粗い
⑦付属品と価格
- 本物:箱・保存袋・カメリアなどの付属品は時期ごとに仕様がある。レシートや購入記録があると安心
- 偽物のサイン:定価の半額以下の新品、実績のない出品者、「本物です」以外に根拠がない説明
フリマ・中古で買う前の確認手順
- 1. 出品者:評価数と内容、ブランド品の取引実績
- 2. 写真:ココマーク・キルティング・縫製・刻印・シリアル(2021年以前)のアップ。無ければ依頼する
- 3. 製造時期の整合:シリアルの有無と製品の新しさが矛盾していないか
- 4. 価格:相場と比べて極端に安くないか
- 5. 鑑定:不安ならフリマの鑑定サービスや、真贋鑑定のあるリユース店を使う
マトラッセの素材別の選び方はシャネルのマトラッセで後悔しないために、ノベルティの真贋はシャネル ノベルティ 本物 見分け方と入手方法で解説しています。
買ってしまった後の対処
- 鑑定:鑑定サービスで偽物であることを証明する
- 返品・返金:フリマなら運営の補償制度、通販ならクレジットカード会社に相談
- 相談先:消費生活センター。悪質な場合は警察
- 注意:偽物と知って売却するのは違法。正規店での修理も断られる(シャネルの修理は正規店でいくら?)
シャネルの偽物に関するよくある質問
Q. シリアルシールが剥がれているシャネルは偽物ですか?
A. シールは経年で剥がれることがあり、それだけでは偽物と言えません。ココマーク・キルティング・縫製・刻印で総合的に判断してください。
Q. ギャランティカードがないと偽物ですか?
A. 2021年以降の製品はカードがなくICチップに変わっています。それ以前の製品でも紛失していることはあり、カードの有無だけでは判断できません。
Q. ココマークの見分け方を教えてください。
A. 上側で右のCが左のCの上に重なり、下側では逆になります。Cの太さと間隔が均一かも確認してください。
Q. 写真だけで見分けられますか?
A. ココマーク・縫製・刻印のアップ写真があれば、かなりの精度で判断できます。不安なら鑑定を使ってください。ブランドの基本はシャネルはどこの国のブランド?も参考に。
まとめ:シールとカードに頼らず、7つを総合的に見る
シャネルの真贋は、ココマーク・キルティング・縫製・金具・刻印・内装・付属品の7つを総合的に見て判断します。
2021年からシリアルシールとギャランティカードはICチップに変わりました。「ない=偽物」ではなく、「ある=本物」でもありません。
フリマで買うなら、出品者・写真・価格を先に確認し、不安なら鑑定を使ってください。


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